筋トレのあとにサウナへ入ると回復が早い、という話をよく聞きます。自宅にジムとサウナの両方を置きたい、と考える方もいると思います。先に答えを書くと、順番は「筋トレが先、サウナはあと」で、直後に飛び込まず、短く切り上げます。効くのかどうかについては、言えることと言えないことがあるので、そこも分けて書きます。
筋トレとサウナを同じ日にやるなら、守ることは4つです。
どれも新しい話ではありません。ただ、自宅にサウナがあると、止めてくれる人がいないぶん、全部が自己責任になります。順番に理由を書きます。
「先に温めておくと体が動く」と考えて、サウナを筋トレの前に入れる人もいます。私は勧めません。
理由は2つです。ひとつは、汗をかいて水分が減った状態で重いものを持つことになるから。もうひとつは、温まって血管が広がった体は、立ちくらみが起きやすいからです。バーベルを持った状態で立ちくらみが来るのは、考えたくない場面です。これは研究の話ではなく、安全側に倒した私の判断です。
筋トレの前に体を温めたいなら、軽い運動で足ります。サウナは運動を全部終えてからにしたほうが、失敗しません。
「筋トレのあとのサウナは筋肉痛が軽くなる」「回復が早まる」という話は、よく目にします。売る側としては、ここで「効きます」と書くのが一番楽です。でも、書きません。
「家庭用サウナでこう入れば、こう効く」と言えるだけの根拠を、私は確認できていません。運動後の温熱と回復の関係について、一般的に言われていることを、そのまま「効きます」とは書けません。KOYOとして言えるのは、体を温めてゆっくりする時間がとれる、というところまでです。
ひとつ線を引くなら、筋肉を大きくするためにサウナを使う、という期待は乗せすぎないでください。サウナにその効果があるかどうかも、私は確認できていません。サウナは、トレーニングや睡眠の土台を崩さないように、後ろから支える使い方だと考えています。睡眠との関係はサウナと睡眠に書きました。
職人からひとこと
私は医者でもトレーナーでもありません。効くか効かないかを決めるのは、入ったあとの自分の体です。翌日の調子を見ながら、時間と温度を調整してください。
家だと、トレーニングが終わってすぐ数歩でサウナ、ができてしまいます。ここが施設と違う落とし穴です。
筋トレの直後は、心拍が上がり、体温も上がっています。その状態でさらに熱い部屋に入ると、体への負担が重なりやすくなります。次の順番を勧めます。
この5〜10分は、目安であって決まりではありません。心臓や血圧に不安のある方は、運動とサウナを同じ日にしてよいか、先に主治医へ確認してください。体への負担の全体像はサウナのデメリットにまとめています。
運動で体はすでに使っています。サウナでさらに追い込む必要はありません。数字は普段の入り方と同じ幅で、その中の控えめな側を選びます。
毎日トレーニングする人は、サウナも毎日になりやすいと思います。毎日入るときの考え方はサウナは毎日入っていい?に書きました。1回を短く、が原則です。
筋トレをすると汗が出ます。その上にサウナで汗が出ます。汗は二重にかいているので、水分を戻す量も、いつもより意識してください。のどが渇く前に飲むほうが確実です。
やってはいけない組み合わせは次のとおりです。
それから、サウナで体重が落ちても、それはほとんど水分です。水を飲めば戻ります。減量の目的で使う話は、サウナで痩せる?に正直に書きました。
ジムとサウナを両方家に置きたい方には、実務的な話が3つあります。
KOYOは1985年創業、水回り施工40年。販売から設計・据付・アフターまで自社一貫で見ています。置き場所と動線の段階からのご相談は、写真一枚あれば見立てをお伝えできます。実際に体験したい方は、新横浜のショールームへ(予約制)。
※本記事は一般的な考え方をまとめたものです。効果や安全性を保証するものではなく、適切な時間・温度には個人差があります。心臓・血圧に不安のある方、持病のある方、服薬中の方、妊娠中の方は主治医にご相談ください。発熱時・飲酒後・食後すぐは入らないでください。運動後の温熱に関する記述は、一般に言われている内容にもとづくもので、KOYOが検証したものではありません。製品・価格は価格表、具体的なご相談はこちらから。