サウナを売る側が、サウナのデメリットを書きます。不利なことを先に知ってもらった方が、置いたあとに困りません。体に起きること、入ってはいけない日、それから家にサウナがあるからこそ起きること。避け方と一緒に、順番に書きます。
先に結論です。サウナのデメリットは本物です。ただ、ほとんどは「1回が強すぎる」か「体調の悪い日に入った」ときに出ます。熱すぎる、長すぎる、冷やしすぎる、水を飲まない。このどれかを外すだけで、かなりの部分は起きなくなります。
逆に言うと、正しく入っていてもゼロにはならないものもあります。乾燥と、循環器への負担です。ここは「気をつければ大丈夫」とは書きません。付き合い方を決める話になります。
体の話のあとに、この記事では自宅サウナならではの弱点も書きます。施設では起きないのに、家では起きること。売る側としては書きにくいところですが、置く前に知っておいてほしい部分です。
サウナに入ると、体に起きやすいことが3つあります。入り方と体調しだいで、強くも弱くもなります。
避け方は地味です。入る前と出たあとに水を飲む。立つときはゆっくり立つ。出たら保湿する。温度を上げすぎない。乾燥が気になるなら、湿度の高いスチームという選択肢もあります(スチームサウナとは)。頻度の話はサウナは毎日入っていい?で、毎日入る前提の落としどころまで書いています。肌と髪の話はサウナと肌・美容に、温度の決め方はサウナの温度は何℃がいい?に書きました。
職人からひとこと
「汗をかくほど効いている」と思って我慢する方がいます。汗の量は効き目のものさしではありません。出ていったのは、ほとんどが体の水分です。我慢比べをしても、残るのは脱水とだるさだけです。
売る側として一番言いにくいところを書きます。サウナは、熱い部屋と冷やす工程で、わざと体に温度差をかける設備です。熱で血管が広がり、冷やして締まる。そのたびに血圧と心拍が動きます。これを気持ちよく感じる人が多いのは事実ですが、心臓と血管にとっては負荷です。
冬の入浴事故で問題になる「短い時間で血圧が大きく上下する」は、サウナでも同じ土俵の話です。寒い脱衣所との温度差が重なると、なおさら負担は大きくなります。冬の家で何が起きているかは冬のサウナで詳しく書きました。
負担を減らすなら、落差を小さくすることです。
そして、心臓や血圧に不安のある方、通院中の方は、サウナを入れる前に主治医に相談してください。「何℃で、何分までなら」を聞いておいてもらえると、機種と設定を決めるときにこちらも具体的に提案できます。私は職人で、医者ではありません。ここは医者の判断を先にしてください。
体調のいい日にはいいものでも、条件が悪い日には事故のもとになります。うちのお客様には、こういう日は入らないでくださいとお伝えしています。
妊娠中の方、持病のある方、服薬中の方は、入るかどうかも含めて主治医に確認してください。「今日はやめておく」と決められるのも、家にあるサウナの良さです。施設だと、せっかく来たからと入ってしまいがちなので。
ここからは、施設では起きにくいのに、家では起きることです。この記事で一番大事なところだと思っています。
どれも、置く前に決めておけば避けられることです。置き場所を家族の目が届く位置にする、脱衣所から声が届くようにする、といった配置の工夫は設計で潰せます。
体以外のデメリットもあります。ここは別の記事で詳しく書いているので、要点だけ並べます。
実際に置いたあとで困った例は家庭用サウナで後悔する7つの理由にまとめています。この記事の「体と暮らしのデメリット」と、あちらの「お金と工事の後悔」は、対になる2本として読んでもらえると全体が見えます。
ここまで読んで「やめておこうか」と思った方がいても、それで構いません。合わない方に売っても、使われなくなるだけです。
それでも勧める理由は、ここに書いたデメリットのほとんどが「強さ」を自分で決められれば小さくできるものだからです。温度も、時間も、冷やし方も、入らない日も、家なら自分で決められます。施設で周りに合わせて入るより、むしろ無理をしにくい。デメリットを知ったうえで使うのが、一番長く続く使い方だと思っています。
考えるなら、順番はこうです。
KOYOは1985年創業、水回り施工40年。販売から設計・据付・アフターまで自社一貫でやっています。「デメリットが気になって」という入り口のご相談も普通にあります。無理なものは無理と正直にお伝えしますので、まず写真を1枚どうぞ。
※本記事は一般的な考え方をまとめたものです。効果や安全性を保証するものではなく、体調の感じ方には個人差があります。心臓・血圧に不安のある方、持病のある方、服薬中の方、妊娠中の方は、ご利用前に主治医にご相談ください。発熱時・体調不良時・飲酒後は入らないでください。入浴前の声かけや食後・飲酒後・服薬後の入浴についての記述は、消費者庁が公表している冬季の高齢者の入浴中の事故に関する注意喚起にもとづいています。機種ごとの温度設定や仕様は価格表・製品ページをご確認ください。具体的なご相談はこちらから。
デメリットを聞いたうえで迷っている方こそ、写真一枚からどうぞ。水回り施工40年の職人が、置けるかどうかと、体に合いそうな機種・設定の考え方をお答えします。
無料で相談する →