「サウナ=熱くて息が苦しい部屋」——そう思っている方には、スチームサウナはまったくの別物です。40℃前後の低温に、湿度100%のあたたかい蒸気。息苦しさがなく、高温が苦手な方でも入れて、毎日でも続けやすい。そして最大の特徴が、今ある浴室にそのまま後付けできることです。ドライサウナとの違いから、置き方まで順に整理します。
同じ「サウナ」でも、スチームとドライは仕組みからして違います。ドライサウナはサウナストーンを高温に熱して、40〜110℃の乾いた熱で体を温めます。いわゆる「熱いサウナ」です。
一方スチームサウナは、電気式の発生器で水を沸かして蒸気を作り、浴室そのものを蒸気で満たします。温度は40℃前後と低く、そのぶん湿度が100%近くまで上がります。乾いた高温ではなく、あたたかい霧に包まれるような入り心地です。
作っているのはスウェーデンのTYLÖ(ティーロ)。70年以上サウナのヒーターとスチーム発生器を作り続けてきたメーカーで、豪華客船や高級スパにも採用されています。
スチームサウナの温度は40℃前後、最大でも55℃を一定に保ちます。ドライサウナの40〜110℃と比べるとかなり低温です。この「低温」が効いてきます。
「サウナは好きだけど、あの熱さがきつい」という方に、スチームはよく合います。
低温なのに汗はしっかりかけます。理由は湿度です。高い湿度が汗腺を開くため、10分ほど座っているだけで全身からじんわり発汗します。熱でねじ伏せるのではなく、蒸気でゆっくり開かせるイメージです。
ランニングコストも軽めです。水の消費は30分あたり約3L。電気式で燃焼設備がないので、省エネで故障もしにくい構造です。毎日使う設備だからこそ、この「壊れにくさ・維持のしやすさ」は効いてきます。
乾いた高温は肌や髪の水分を奪いがちですが、スチームは湿度が高いぶん、その負担が少ないのが特徴です。しっとりした蒸気の中で過ごせるので、「サウナ後の乾燥が気になる」という方にも向いています。
ひとこと
入り心地や体感には個人差があります。健康・美容の効果を断定するものではありません。まずは新横浜のショールームで実機を体験していただくのが、いちばん確実です(予約制)。
ここがスチームサウナの一番のポイントです。サウナ室を新しく作らなくても、今ある浴室がそのままスチームサウナになります。ドライサウナにはできないことです。
仕組みはこうです。蒸気の発生器は浴室の外——洗面室の床下や天井裏、収納の中など——に設置し、配管で浴室へ蒸気を送り込みます。浴室の中に置くのは、蒸気の吹出口だけ。だから、専用の部屋のための床面積を新しく確保する必要がありません。
「専用スペースが取れないから」と諦めていた方の多くは、この後付け方式で解決します。スチームサウナのページ →
スチームサウナは、大きく「今ある浴室に付ける=発生器」と「新しく専用の部屋を作る=スチームルーム」に分かれます。価格は全機種・全グレードを価格表で公開しています。
どのタイプが向いているかは、置き場所・使う人数・予算で変わります。ドライサウナとの違いは比較表を、必要な広さは「必要な広さ」のコラムもあわせてどうぞ。
本体を買えば終わり、ではありません。ここが施工会社の腕の差が出るところなので、先に書いておきます。
KOYOは1985年創業、水回り・ユニットバス施工を40年続けてきた工事会社で、職人12名が在籍しています。給排水・電源・防水・据付を、すべて自社の職人が行います。総額は現地調査のうえ最初に提示し、後から追加請求はしません。
スチームサウナが気になったら、順番はこうです。
「うちの風呂、スチームにできる?」だけのご相談も歓迎です。無理なものは無理と正直にお伝えします。
※本記事は一般的な考え方をまとめたものです。温度・湿度・水量などの数値はTYLÖ製品の目安で、機種により異なります。正確な仕様はスチームサウナのページ・価格表をご確認ください。設置の可否は現場の条件によって変わります。具体的なご相談はこちらから。