サウナを買うと決めると、次に出てくるのが小物です。ハット、砂時計、温度計、バケツ、アロマ……全部そろえると、本体とは別にけっこうな金額になります。先に結論を言うと、最初に要るのは3つだけです。あとは入ってみてから決めて間に合います。売る側の立場で、要るものと後回しでいいものを正直に仕分けます。
サウナの小物は種類が多く、並べて見ると全部必要に思えてきます。でも、入るたびに使うものは多くありません。最初にそろえるのは、この3つです。
そのほかは、ロウリュをするかどうか、髪が気になるかどうかで要不要が分かれます。小物はあとからいくらでも足せます。本体の機種や電気工事のほうが、あとから変えにくい。順番としては、小物は最後です。
時間を測るもの。自宅は、出るタイミングを自分で決めるぶん、時計がないとつい長居します。デメリットのコラムにも書いたとおり、自宅ならではの弱点です。家で毎日入るなら1回8〜12分、1セットが目安なので(サウナの入り方)、それを測れれば何でも構いません。TYLÖ純正の砂時計は価格表で22,000円です。スマホを室内に持ち込んで測る方法もありますが、熱いので私は勧めません。
温湿度計。ヒーターの設定温度と、自分が座っている高さの実感は一致しません。熱い空気は上に溜まるからです(サウナの温度は何℃がいい?)。数字が見えると、「今日は熱すぎる」「まだ温まっていない」を勘ではなく判断できます。純正は価格表で温度計・湿度計が別品目、いずれも20,900円です。
タオル。直接座らない、汗を拭く、必要なら頭に巻く。サウナ用の高価なものは要りません。家にある普通のタオルで足ります。何枚か多めに用意しておくと、毎回洗わずに済んで楽です。
ロウリュは、熱したサウナストーンに少量の水をかけて蒸気を出す楽しみ方で、ドライサウナでできます。しない人には、この章の道具は全部要りません。ロウリュをしない日のほうが多い、という人もいます。やるとなったら、次のものが関わってきます。
水をかけずに香りだけ足したい人には、ヒーターの上に置くJEWELという小箱があります。水200mlとアロマを入れるステンレス製で、価格表は27,500円です。
職人からひとこと
ロウリュは一気にかけると体感温度が跳ね上がります。道具をそろえる前に、まず少量ずつ試せる環境かどうかを。体験できる機会があれば、先に触ってみるのが一番確実です。
なくても入れるもの、入ってみて「欲しい」と思ってから買えばいいものです。
こうして見ると、「サウナ好きなら持っていそうなもの」の多くは、後回しにして困りません。道具を先に買いそろえるより、1回入ってから決めたほうが無駄が出ません。
スチームサウナには熱したストーンがないので、ロウリュ用のバケツ・レードル・ストーンは関係ありません。時間とタオルの出番は同じです。
一方で、見落としやすいのが室内の椅子です。価格表の注記に、VISTAとPANACEAには椅子・RGBライト・防水パン・床は含まれず、別途オプションと書いてあります。座る場所は使い心地に直結するので、スチームルームを選ぶ場合は、入る前に何を座面にするか決めておく項目です。参考までに、価格表の小物欄にあるスツールは、PIXEL STOOL(黒)が99,000円、WHITE STOOL 35が198,000円、WHITE STOOL 66が253,000円です(どれがどのルームに合うかは、お問い合わせください)。
正直に言うと、バケツ・レードル・温湿度計・砂時計といった道具は、純正でなくても用は足ります。純正の価格は、機能だけで比べれば高めです。
それでも純正を選ぶ理由は、見た目の統一です。TYLÖのBRILLIANTアクセサリー(アクセサリのページ)は、ロゴ入りで色は黒とシルバー、バケツ・レードル・温湿度計・砂時計のシリーズでそろいます。毎日目に入る場所なので、そこを気にする方には意味があります。気にならないなら、ほかのもので全く問題ありません。
ただし、ヒーターの近くで熱を受ける物と、ロウリュの水や香りに触れる物は、メーカーの指定どおりに使うのが前提です。ここは自己流にしないでください。
実際の部屋で何を置くかは、体験してみると見えてきます。新横浜のショールームで体験できます(予約制)。置けるかどうかの相談だけでも、写真1枚から始められます。
※本記事は一般的な考え方をまとめたものです。記載の価格は価格表の掲載値(税込・本体価格)で、変更になる場合があります。最新の価格・在庫は価格表またはお問い合わせでご確認ください。具体的なご相談はこちらから。