「マンションだからサウナは無理」と諦めている方が多いのですが、条件が揃えば設置できます。ただし戸建てより確認事項が多いのは事実。順番に何を確認すればいいのか、現場の目線で整理します。
「マンションだからサウナは無理」と諦めている方が多いのですが、条件が揃えば設置できます。実際、マンションでの導入例はあります。
ただし戸建てより確認事項が多いのは事実です。ここを飛ばして本体だけ買ってしまうと、後で「置けない」ということになりかねません。順番に潰していきましょう。
これが第一関門です。マンションには管理規約があり、専有部分のリフォームでも管理組合への届出や承認が必要なのが一般的です。
特に見るべきポイント:
職人からひとこと
管理規約は「読む」より「管理組合に聞く」のが確実です。「浴室にサウナを入れたい。200Vの電源を引く工事が入る」と具体的に伝えて、可否と手続きを確認してください。ここが通れば、あとは技術的な話になります。
マンションで一番引っかかりやすいのがここです。戸建てなら電力会社に申請すれば容量を増やせることが多いのですが、マンションは建物全体の受電設備の制約があり、住戸あたりの上限が決まっている場合があります。
今の契約容量に余裕があるか、増やせるか。ここは早めに管理組合・管理会社に確認してください。分電盤の写真と検針票があれば、弊社でも見立てをお伝えできます。
サウナルームは大きいものです。たとえばTYLÖのHARMONYはSQタイプでW1,160×D1,160×H2,073mm。これがパネルに分かれて届くとはいえ、エレベーター・共用廊下・玄関・室内の曲がり角を通す必要があります。
チェックすべき箇所:
ここは現地調査で必ず実測します。図面だけでは判断しません。「入ると思っていたら入らなかった」が一番痛いので、ここは慎重にやります。
サウナルーム本体、ヒーター、サウナストーン、そして入る人の体重——これが一点に集中します。マンションの床は基本的にコンクリートスラブなので、一般的な家庭用サウナであれば問題になることは多くありませんが、大型のルームを入れる場合は確認が必要です。
防水については、スチームサウナなら特に重要です。既存の浴室の防水層を活かせるか、新たに防水を施すか。ここは水回り施工が本業の弊社の得意分野です。階下への漏水は絶対に起こしてはいけないので、ここは手を抜きません。
マンションで一番現実的なのは、今あるユニットバスにスチーム発生器を後付けする方法です。
理由はシンプルで、専用の部屋を新設しなくていいから。搬入の問題も、床の耐荷重の問題も、大幅に小さくなります。既存の浴室がそのまま本格スチームサウナになります。
条件は「浴室から3m以内に発生器を設置できること」。洗面所の下や天井裏など、浴室の近くに置き場所が確保できれば可能性があります。あとは防水・電源・換気の確認です。
順番はこうです。
「うちのマンションで置けますか」だけのご相談も歓迎です。無理なものは無理と正直にお伝えします。
※本記事は一般的な考え方をまとめたものです。実際の可否・費用・工法は現場の条件によって変わります。具体的なご相談はこちらから。